内容説明
本書は「終わらせ方」の本です。それも、「最後の1日」や「最後の授業」だけを扱うのではありません。「1~3月のラスト3か月」という長丁場について書いた本です。場当たり的な毎日や惰性で過ごす日々では、充実した「終わらせ方」はできません。「終わりよければすべてよし」という言葉があります。教室の場合、“終わり”の日だけでなく、そこに向かうラスト3か月を充実させてこそ、その1年が“すべてよし”終えられるのです。“あと少し”だからこそ、ここでもう一歩、攻めの学級経営をやってみませんか?
目次
第1章 冬休み ゴールを意識した準備を―ラスト3か月に向けた学級づくり(意識づくり ラスト3か月に目指す子ども像を再設定する;意識づくり “自立”の視点をもつ ほか)
第2章 1月 最後に伸びるか停滞するかの勝負所―1月の学級づくり(意識づくり 学級目標を再確認し、具体的な行動を促す;集団づくり 一人ひとりの自立を促す問いかけをする ほか)
第3章 2月 あわただしいときほど冷静に―2月の学級づくり(意識づくり 教師が不在でも自律的に動く子どもを育てる;意識づくり 最初が肝心!委員会活動の心構えをつくる ほか)
第4章 3月 別れは軽やかに―3月の学級づくり(意識づくり カウントダウンカレンダーで「最後」に向けた意識をつくる;意識づくり 卒業式を最後“成長の場”にするという意識をつくる ほか)
第5章 「学級最後の日」を演出する―ラスト1週間の学級づくり(ラスト1週間 学級文集・卒業文集で一期一会の証をつくる;ラスト1週間 慣用句で自分を戒める心構えをもたせる ほか)
著者等紹介
辻川和彦[ツジカワカズヒコ]
1968年長崎県生まれ。1995年から教職に就く。現在、長崎県内の小学校に勤務。「佐世保教育サークル」に所属。「道徳のチカラ」の機関誌『道徳のチカラ』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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