内容説明
本書のメインテーマの一つは「学びのユニバーサルデザイン」(以下、UDL)である。しかし、UDLそのものを実現することが本書の目的ではない。厳格なUDL実践の手続きを守ることよりは、学校の実態、子どもたちの実態に合わせてアレンジしながら、よりよい授業づくりに活用してもらうことが目的だ。本書では、まず1章で、ざっくりとUDLと「個別最適な学び」を解説する。2章では、「今あるもの」に着目し、無理なくUDLや「個別最適な学び」を実践できる下地をつくる。3章では、学校に求められている課題と背景について、UDLと「個別最適な学び」に関連がありそうなものを取り上げる。そして4章では、各教科の授業において、具体的にどのような実践が可能なのかを検討していく。
目次
序章 UDLとは?(UDLと個別最適な学び)
1章 UDLと「個別最適な学び」(ざっくりUDLと「個別最適な学び」を知る;UDLと「個別最適な学び」 ほか)
2章 UDLと「個別最適な学び」のリソース(「今あるもの」を活かす;教育的ニーズ ほか)
3章 なぜ今「学びのユニバーサルデザインUDL」なのか(学校に求められている課題と背景;多様な子どもたちとは ほか)
4章 UDL授業実践(各教科におけるUDL;UDL国語科 ほか)
著者等紹介
増田謙太郎[マスダケンタロウ]
東京学芸大学教職大学院准教授。東京都町田市出身。東京都公立小学校教諭(特別支援学級担任)、東京都北区教育委員会指導主事を経て、現職。専門はインクルーシブ教育、特別支援教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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