内容説明
本書は、平成30年度から2年間、青梅市教育研究会算数部のメンバーを中心とした青梅算数研究会として取り組んできた成果をまとめたものである。学力調査の結果や日々の授業での課題を話し合い、「学ぶ楽しさを味わわせたい」「考えたくなる・言いたくなる授業を目指したい」という願いの実現や、新学習指導要領の改訂を視野に入れ、「『しかけ』でつくる算数の深い学び」とテーマを設定した。こういったアクティブ・ラーニングの視点に立った授業改善を行うことで、これからの時代に求められる資質・能力を育成できると考えた。本書の第1章では、学習過程における基本的な考え方を述べている。どのように問題解決的な学習を展開していくのか、特に算数の学習に興味をもち始めた先生は必読である。第2章では、先生方の「しかけ」で指導が変わると考え、実践例を通して紹介していく。
目次
第1章 問題解決的な算数授業づくりの基礎・基本(問題・課題把握の指導における基礎・基本;自力解決の指導における基礎・基本;集団検討の指導における基礎・基本 ほか)
第2章 深い学びを実現するための授業のしかけ(仕込みを醸成するしかけ;問題設定におけるしかけ;必要な解決を引き出すしかけ ほか)
第3章 しかけでつくる算数の深い学びの具体例(第1学年における具体例;第2学年における具体例;第3学年における具体例 ほか)
著者等紹介
石井勉[イシイツトム]
文教大学教育学部教授。前・琉球大学教育学部准教授。元・東京学芸大学附属小金井中学校教諭、東京都武蔵野市立第三小学校教諭、東京都大田区立糀谷小学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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