21世紀型授業づくり
国語科で育てる相互交流能力 中学校編

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  • サイズ A5判/ページ数 152p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784183260109
  • NDC分類 375.83
  • Cコード C3337

内容説明

これまで、学力とは、単純化して言えば、構造化された知識のことを指し、学習とは個の孤立した営みと考えられてきた。ところが認知科学の発達により、大事なことは学び方を学ぶことであり、他者や言語をはじめとする道具との関係の結び方であることがはっきりしてきた。そして、考える力さえもが、その起源を社会的なコミュニケーションに持ち、対話能力が内部に取り込まれて思考力を形成すると言われるようになったのである。中学生という論理的思考力が育つ大事な時期だからこそ、私たちは、真剣に相互交流的な言語活動をどう組織するかを考えなくてはならない。

目次

1 生きる力を育てる国語科の相互交流能力
2 相互交流能力を育てる国語科の授業方向
3 相互交流能力を育てる話し合い学習の実際
4 相互交流能力を育てるスピーチ学習の実際
5 相互交流能力を育てるためのワンヒントコラム

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

にくきゅー

1
対話的な学びが重視されている。必ずしも他者と話すわけではないけれども、含まれるのは間違いない。国語科では、話すこと・聞くことの研究がなされてきた。その蓄積を生かさなければならない。本書でも、自覚的な言語運用能力の大切さが言われており、適切な対話を行うためのサイクルを示し、それぞれの段階でメタ対話が重要な位置をもつと述べている。これは現在でいう深い学びにつながるものだと思う。2020/03/13

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