出版社内容情報
「何を問われているのか分からない」「ナンデモアリになってしまう」「教師自身の解釈で統制してしまう」…「読み」の授業における話し合いで陥りがちな、多種多様な問題状況はなぜ起こってしまうのか?理論的な背景とともに、問題の所在と対策、実践モデルを示す。
内容説明
国語学習として足りないピースはどこにある?失敗の乗り越え方は理論が知っている。
目次
第1章 なぜ、その話し合いで「読み」は深まらないのか(他者と読むということ;交流の核となる問い;導入に求められること ほか)
第2章 話し合いで「読み」が深まらない全場面と解決策(話し合い前;話し合い中;話し合い後)
第3章 話し合いで「読み」を深める授業モデル(1年 おおきなかぶ(光村図書版)
2年 お手紙
3年 モチモチの木 ほか)
著者等紹介
西田太郎[ニシダタロウ]
兵庫教育大学大学院准教授。博士(教育学)。広島県呉市生まれ。東京学芸大学を卒業後、公立小学校に勤務、その間に玉川大学教職大学院、日本体育大学大学院教育学研究科博士後期課程で学ぶ。群馬県内の大学での勤務を経て、現職へ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よっちん
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研究室2025/08/01
ひろ
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文学作品を教材にした授業について書かれています。正直、理論の説明に自分の理解が追い付かない部分が多々あったのですが、第2章は参考になる部分もありました。Q&A方式なので、何度も読み返して自分のものにしたいなと思いました。第3章の授業モデルは、(筆者が伝えたいこととは違うかもしれませんが)子どもたちの会話のレベルが高すぎて、本当にこんな子どもがいるのだろうか…?と感じてしまいました。それを引き出すのも授業者の力量次第なのかもしれませんが。2025/02/17