内容説明
教育用語として使われてきた「知・徳・体」、あるいは一般的に使われてきた「知・情・意」などの用語をも含む広義の「心」を著者は、いま、考えようとしている。本書は、「心を育む言葉の教育」をしたいと願う著者の「心」を様々な事例を挙げてまとめたものである。
目次
序章 「心・言葉・体・命」を育む国語科授業を創出しよう(始めに「心」ありき、そして「体」で表現するのだ;「心」が生まれ、そして「言葉」で表現するのだ ほか)
1 五つの「こ」を調和させた国語科授業を創出しよう(国語科授業創出の基本的な考え方は五つの「こ」である;目の前の子どもの「こ」から授業は始まるのだ ほか)
2 心を育む国語科授業を創出しよう(スピーチ学習で心を育む国語科授業を創る;パネルディスカッション学習で心を育む国語科授業を創る ほか)
3 心を育む言葉の教育に寄せる声に期待しよう(小学校教師の心を育む言葉の教育に寄せる思い;中学校教師の心を育む言葉の教育に寄せる思い ほか)
終章 若き友へのメッセージ
著者等紹介
花田修一[ハナダシュウイチ]
1941年3月、福岡県福岡市に生まれる。1963年3月、福岡学芸大学(現福岡教育大学)を卒業。1963年4月から福岡市内の公立中学校4校に13年間勤務。1976年4月、お茶の水女子大学附属中学校に赴任。25年間勤め、2001年3月定年退官。その間、お茶の水女子大学文教育学部講師も兼務。中学校国語学習指導要領、学校教育における漢字配当、国語科指導資料、教育課程実施状況調査、評価基準および評価方法などの文部科学省関係の作成協力委員を務める。2001年4月から言語教育文化研究所常務理事、青山学院大学文学部講師などを兼務。2006年4月から、日本教育大学院大学教授。「国語科教育法研究」「ディベート的討議演習」「教科総合ゼミ」「中等教育実習」などを担当。全国大学国語教育学会、日本国語教育学会、お茶の水音声言語学習会、東京輪読会、福岡乗風会などに所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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