内容説明
熱意だけで問題はなくならない!本書は「日本一のお笑い教師」が実は腹に持っていた策略をあらわにしたものだ。今まで次から次へと起こっていたケンカ、暴力、靴隠し、いじめ…これらがピタリとやむ。なぜか?―子どもを震え上がらせる策略がそこにはある。二度と問題を起こさせないために。「策略」は必須の色だ。
目次
第1章 「予防」術―生徒指導上の問題など起こさせない(「いじめ」の陰には「学級崩壊」がひそむ;残念だが、トラブルにつける「万能薬」はない ほか)
第2章 「対応」術―どんな問題も全てまるめられる(先手必勝で保護者の「ご満足」を引き出せ;子どもより先に保護者に取り入るべし ほか)
第3章 「指導」術―子どもに二度と問題を起こさせない(イチャモンをつけてから、指導せよ;存在だけで恐ろしい「説教部屋」をつくれ ほか)
第4章 おかわりブラック―やめられない腹黒さ…(夏休みの宿題は許してやれ;「コール&レスポンス」で子どもはノセられる ほか)
著者等紹介
中村健一[ナカムラケンイチ]
1970年、父・奉文、母・なつ枝の長男として生まれる。「笑い」と「フォロー」をいかした教育実践を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aka
3
参考になることが多い。他のシリーズも読んで賢くこの仕事と向き合いたい。2021/04/24
sugu
2
ある程度にしてあげて、個別の対応、約束事にもっていく。これは生きていれば身に付く鉄板技では?とも思いつつ、遊び心もなければ身に付かないのであろうと。組織的な対応が改めて大切であること、性的なものは簡易なものであっても大ごとにして徹底的にやることが大切なのであろう。2025/02/19
エース
1
喧嘩両成敗、だけど怪我させたら負け。当たり前のことを当たり前にする、このことは常に意識しておきたい。子どもの口から伝わる前に親に伝える とりあえず初期対応、相手が思う一段階上の対応をする。保護者対応をいい加減にしないようにしたい。 事実確認をしっかりする、一方の言い分だけを聞かない。このことは身に染みてわかった。性的な問題は甘くみない。加害者にしてしまうのも担任のせい、だから謝る。イチャモンをつけて怒る。厳しい保護者の子どもに無理して合わせる必要はない。理由は聞かない、行動だけ叱る。2020/02/25
寺口大貴
0
★★★★★ 策略があり、具体的な指導の様子があり、よくわかる。 ・子どもより先に保護者に伝える ・叱られる心構えを作らせてから指導する ・個別に話を聞き、事実を1つにする この3つが特に大切と思った。2025/04/27
たね
0
新しい上司に勧められて読んだ。「初動が大事」というのは自分の失敗の原因がそれだったので特に身につまされた。「学級崩壊」が原因で起きる問題が多いなど、「予防」の観点が充実しているのは参考になった。加害生徒に対してや、加害生徒保護者に対する言葉がけなどとても参考になった。時折確認して生かしていきたい。2024/04/04
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