内容説明
「6月」「9月」「11月」「2月」が、1年間で学級が荒れやすい時期として取りざたされることがあります。しかしそれは、その時期になって急に起こるわけではありません。それまで蓄積されてきた教師と子どもの意識のズレに対して子どもの不満が溜まっていき、それに教師が気づかないでいる状態のときに、教師の関わり方のまずさが引き金となって荒れが顕在化するのです。本書では、各時期にどんな接し方が必要で、それができていないと子どもとの間にどんなズレが生まれるのか、またどのように荒れにつながるのかを明らかにしました。さらに、そのような荒れが起こったときの接し方や、対応の方法を掲載しています。
目次
序章 時期別の「荒れる要因」を押さえよう!
1章 4月からの学級立て直し―荒れを引きずる学級の担任になったら
2章 6月からの学級立て直し―「魔の6月」に直面したら
3章 9月からの学級立て直し―夏休み明けに違和感をもったら
4章 11月からの学級立て直し―「11月危機」に直面したら
5章 2月からの学級立て直し―学級じまい直前でつまずいたら
6章 年度途中からの学級立て直し―荒れた学級を引き継いだら
著者等紹介
高本英樹[タカモトヒデキ]
1969年岡山県生まれ。岡山県内公立小学校勤務。子どもの心に寄り添いながら、どの子も仲間とつながって、共に学び合える学級づくりを目指す。また、国語と理科や、体育と道徳など、教科を横断させたカリキュラムづくりについても研究をしている。最近は、主幹教諭として、自治的能力育成を目指した学校づくりや校内OJTの推進にも力を注いでいる。サークルやまびこ所属。教育サークルGrow up代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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