内容説明
「個性を大事に」と言いつつ、子供が思い通りにならないことに苛立っているのなら、子供に教室を明け渡せ。スポーツマネジメントに学び、日本初のイエナプランスクール校長を務める著者が示す、2020年以降の学びの場の姿。
目次
第1章 どの子も輝く教室をつくるマインドセット
第2章 個性を生かす環境・システムのつくり方
第3章 子どもが自ら動き出す学びのしかけのつくり方
第4章 パフォーマンスを高める教師自身の学び方
第5章 教師の個性が光る職員室のつくり方
第6章 ともに子どもを育てる保護者・地域の力の生かし方
第7章 教師として走り続けるための心と身体のつくり方
著者等紹介
桑原昌之[クワハラマサユキ]
1967年生まれ。1992年より神奈川県伊勢原市内の公立小学校教諭、総括教諭、伊勢原市教育センター研修指導主事などを歴任。2008年度に「JFA(日本サッカー協会)Sports Managers College本講座」を受講したことから授業スタイルを一斉授業から対話型へと変える。2010年度には「早稲田大学大学院スポーツ科学研究科」を修了しスポーツマネジメントの観点からも学校を見つめ直す。2012年夏、オランダでイエナプランに触れ公立小学校に導入できないかとチャレンジ。現在は長野県南佐久郡佐久穂町にある学校法人茂来学園大日向小学校の校長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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BECCHI
2
くわまんさんの実践はブログなどで読んで少しは知っていたが、本当になるほどと思わされることが多かった。子どもたちが輝く教室にするための考え方があらゆる方向から書かれている。例えば、ビジョンを描くこと。(4月に未来作文書きたいと思う。)得意なことに焦点を当てること。(子どもにも自分にも)どうしたら良いかな?などと問うこと。全ては自分の責任と開き直るということ。その子がチャレンジできているかどうかの視点をもつこと。良い本だなぁと思った!大事にしたい本がまた増えました!2020/03/14
ngongo
0
教師が学び続けるためにも他分野の学びをいかしたり、つなげたりすることが大切。筆者はスポーツから教育への様々な視点を示唆してくれています。また失敗から学ぶ、謙虚な姿勢もかかせないと感じた。2020/06/15
mi78621
0
これまでの教育像を見つめ直すためには、最適な一冊であると思います。どんな素晴らしい先生もみんな悩みながら、失敗を繰り返しながら、向上心をもって日々向き合っているので、自分もうまくいかないことがあっても気落ちすることなく、著者のように、前向きに頑張っていきたいと思います。2020/05/30