出版社内容情報
もしかして、ものすごい新種を見つけてしまったのでは!? 大雪の山だろうと激流の川だろうと、私はひたすら突き進む。そこに虫がいる限り――。チョウやカブトムシばかりが昆虫ではない。〝化学兵器〟を搭載したゴミムシ、集団行動により最強の生物となったアリ、メスにプレゼントを贈るクモなど身近にいる虫たちの驚きの秘密を「南方熊楠の再来?」と注目される気鋭の学者が軽快に解き明かす。
内容説明
もしかして、ものすごい新種を見つけてしまうのでは!?大雪の山だろうと激流の川だろうと、私はひたすら突き進む。そこに虫がいる限り―。チョウやカブトムシばかりが昆虫ではない。“化学兵器”を搭載したゴミムシ、集団行動により最強の生物となったアリ、メスにプレゼントを贈るクモなど身近にいる虫たちの驚きの秘密を「南方熊楠の再来?」と注目される気鋭の学者が軽快に解き明かす。
目次
第1章 地味だとはいわせない(ゴミという名の宝物;今夜、密やかな止まり木で;アリは惜しみなく奪う;クモからの贈り物;冬の夜の秘めごと)
第2章 捕まえるのは難しい(さあ、私たちの探索(デート)を始めましょう
とある虫たちの“隠蔽目録”
水中のカプセルルーム
清き流れの底に
白い洞窟の赤い一滴
飼うは易く育てるのま難し
地底の叫び)
第3章 新種をめぐる冒険(平凡と珍奇のあいだ;「新種」の名は;麗しのアリヅカコオロギ)
第4章 裏山の隣人たち(カエルの歌を聞け;となりのカラス;振り返れば奴がいた;ヘビの福音;リスとの遭遇;この裏山の片隅で)
著者等紹介
小松貴[コマツタカシ]
1982(昭和57)年生れ。信州大学大学院総合工学系研究科山岳地域環境科学専攻博士課程修了。博士(理学)。九州大学熱帯農学研究センターでの日本学術振興会特別研究員、国立科学博物館協力研究員を経て、2022(令和4)年4月からは在野の研究者として奮闘中。専門は好蟻性昆虫(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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