内容説明
あなたの授業が革命的に変わる!堀裕嗣流「シンクロ」道徳授業。映画や名曲、絵本や漫才も自主教材づくりの宝庫。子どもたちに伝わる“本気”の道徳授業づくりとは。
目次
1 道徳授業改革の位相(行動評定は居心地が悪い;道徳の授業も居心地が悪い ほか)
2 道徳授業・本気度の位相(本気の道徳授業を提案する;譲れることと譲れないこととを意識する)
3 自主開発道徳・授業づくりの位相(道徳授業は“後ろ”からつくる;道徳授業を“敬愛する人”でつくる ほか)
4 教科書道徳・授業づくりの位相(“シンクロ道徳”を提案する;ソロ授業で多面的・多角的に考える ほか)
著者等紹介
堀裕嗣[ホリヒロツグ]
1966年北海道湧別町生まれ。北海道教育大学札幌校・岩見沢校修士課程国語教育専修修了。1991年北海道札幌市中学校教員として採用。1992年「研究集団ことのは」設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mori
5
自分の伝えたいことで道徳授業を作る、授業を創るとは…を真剣に考えられる書。久しぶりに堀先生の本を読んだがやはり面白い。自分も道徳授業を創ろうと思わせてくれる。2019/07/28
あべし
2
提案の内容がとても興味深かった。 道徳の授業を作る際には、「ソロ」「縦コラボ」「横コラボ」を意識して授業を作っていこうと思った。道徳の授業がさらにダイナミックなものになりそうな予感がします。 手始めに「道徳教材フォルダ」なるものを作ろうと思った。そこのフォルダをカテゴリーや人名等で分け、様々なデータを整理して入れていく。そうしていくことで、ふと思いついた時に使って道徳の授業に活かせるはずだ。引き出しとは、こうして作っていくものなんだと改めて思った。道徳に限らず、まだまだ学び方は工夫ができる。
tome
2
35時間をやり過ごすためのネタ本ではない。本気で道徳授業をつくるための本である。その根本にあるのが授業者の生身の人間としての想いである。だが「熱」だけでは成立しない。機能性という冷静な分析が必要である。自主開発教材による「熱」と教科書を結びつけて機能させる<シンクロ道徳>という実践提案がされているのが大きな魅力である。それを受けて、自分自身思わず熱く語ってしまう素材は何だろうかと考える。そして、そんな本、映画、音楽、人、場所、出来事と自分は出会っているのかと、自身の日常生活を思わず振り返ってしまった。2019/10/04
にくきゅー
2
この本に掲載されている実践をいわゆるネタとして見てはいけない。授業にかけてもおそらく失敗する。いや、授業は流れるかもしれないが、この本を読むことに失敗している(と思う)。陳腐な言葉だけど、一人一人の教師の人生観がにじみ出るような道徳をしなきゃいけないのだと思う。考え方とか手続きの例は示してもらったのだ。国語科授業づくり入門の「借り物を捨てよ」を思い出す。2019/07/22
U-Tchallenge
1
読んで感じたことは、“本気”というのはこういうことなのか、ということである。自分は“本気”で道徳授業を創っていなかったな、と痛感した。 だから、自分の思いを込められる授業を創らないといけない。そのヒントは本書に示されている。 本書で示されている“本気”に是非とも触れてもらいたい。そうすると、きっとその“本気”に触発されることだろう。2023/06/19