出版社内容情報
子どもの心に届き、成長をうながすには、まず「ことば」から吟味しよう!学校生活の様々な場面におけることばがけについて、具体的なエピソードをまじえながら徹底解説。子どもの意欲や向上心を喚起し、よりよい方向にベクトルが向く、ことばがけエピソードが満載です。
内容説明
本書では、「ことば」「ことばがけ」とは何かを問い直し、具体的なエピソードを通してご紹介しました。マニュアル本としてではなく、在り方を問い続ける材として位置づけていただけるならば、望外の幸せです。
目次
1 「ことば」と「ことばがけ」(「ことば」とは何か;「ことばがけ」とは何か)
2 「未来志向のことばがけ」とは(なぜ、未来志向なのか;自分の人生を自分で歩くとはどういうことか;どうすれば主体性が高まるか;主体性を高めるための教育方針)
3 エピソードで考える「未来志向のことばがけ」(何でも許可を仰ぐ―「ジャージを脱いでもいいですか」と訊かれたら?;一人で行動しない―友だちと一緒に行動したがるときは?;配慮されるのを待つ―人数が合わず、ひとりぼっちが出たときは? ほか)
著者等紹介
宇野弘恵[ウノヒロエ]
1969年、北海道うまれ。旭川市内小学校教諭。2000年頃より、民間教育サークル等の学習会に参加、登壇を重ねている。思想信条にとらわれず、今日的課題や現場に必要なこと、教師人生を豊かにすることを学んできた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
家主
4
14A 内容を噛み締めて何度も読み込み、自分の心に浸透させていきたい。良いと思った箇所にはラインを引いた。毎朝、ラインを引いた箇所をいくつか読んでから仕事に行くと、自分に余裕が持てる。自分の口からふっと出る言葉が変わる。自分が発した言葉が子どもの成長意欲につながるように、自分を磨き、温かい表情や口調を心がけたい。言うことを聞かせることが目的ではない。やるかどうかはその子自身の問題。教師は本音ではやってほしいと思っているけど、最終的にやる気になるまで、接触を図りながら待つ。2022/03/19
epitaph3
4
220216/42冊目/行動の責任を持ち、自分で考え自分で行動する大人になる手助けをする。そんな教師になるための、ことばがけを考える本。自分ならどうことばがけをするか、考えながら読むと、価値倍増の本。職員室で配布したいくらい。【2022年ベスト】2022/02/16
たろす
2
本当に毎日あるある!な事例をもとに言葉かけについて考えることができた。その子の成長のためじゃなく自分のために言ってたかもしれないと振り返りことがとても大切だ。自分の考えをしっかりもって貫かないとできないことでもある。じゃないと指導に一貫性が出ない。じっくり自分がどう指導していきたいのか考えねばと思った。子どものためとは何か考えられる素敵な本だった。2023/12/30
あべし
2
本当、誰のための指導なのか、は忘れがちだよな、と思う。教師の自己満のための指導なのか。本当に子どもが育つ指導なのか。声かけ一つで子どもの人生は少しずつ、でも確実に変わっていくのだと思う。 この本を読んで、伝えるか伝えないのかも一つの選択肢だな、と思った。 保護者に語ったエピソードからも、根本は「子どもを信じること」。私たち教師にできることは、「変わるきっかけ」を与えることだけだ。そのために気づきを与え続けること。そして、任せること。 語彙だって、使わせなければ正しく言葉を使えるようにならない。2023/08/05
こば
2
☆4 具体的な例を出してくれるので勉強になる。 自分の人生を自分で歩く子ども。 ・自分で考える。 ・自分で決める。 ・自分でする。 ・自分で責任を持つ。 大切にしたい3つの方針 ①待つ、見守る ②任せる ③一緒に考える。 →結果ではなくプロセスを重視→自己肯定 困っていたら三択で選択肢を示す ①1人で行って困ったら人に聞く ②1人で行ってダメだったら戻ってくる ③先生についてきてもらう(ついていくだけ) 自分で選んで、自分で行動する。終わった後は自己決定したことを褒める。2023/02/01
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