内容説明
本書は二章構成で、第一章は、「言葉による見方・考え方」を鍛えるための読み方指導について、九つの観点を説明する。具体的な作品に即して、低・中・高学年の系統性をふまえている。第二章は、十五作品について、作品の成り立ち・語句・人物の読み・場面分け・構造よみ・形象よみ・あらすじ・主題・吟味よみ、発問アイデアなど、「深い学び」を生み出す、丁寧で深い教材研究を示している。「言葉による見方・考え方」を子どもたちが身につけるためには、子どもたちが物語の学習としてのつながりが意識できるように指導していくことが大切である。本書は、その道筋を示したものである。
目次
第1章 理論編「言葉による見方・考え方」を鍛える物語の授業づくり(物語の授業で「言葉による見方・考え方」をどのように鍛えるか;系統性を意識した物語の読み―九つの観点)
第2章 実践編「言葉による見方・考え方」を鍛える物語の教材研究と授業づくり(小学校低学年;小学校中学年;小学校高学年)