内容説明
熱意だけでクラスは落ち着かない!本書は「日本一のお笑い教師」が実は腹に持っていた策略をあらわにしたものだ。「黄金の三日間」すらないクラスが4月の1ヶ月で落ち着いてくる。なぜか?―「ただの大人」を「先生」として認めさせる策略がそこにある。4月の重みを知ると知らぬで生死が分かれる。「策略」は必須の色だ。
目次
第1章 学級開き―大事な4月をうまくやり抜く漆黒の心得(4月の重みを知ると知らぬで生死が分かれる;年度当初の貯金を切り崩しながら1年間生き延びるのだ;最初の「しくじり」は学級崩壊「致命傷」となる ほか)
第2章 0・1・3・7・30―1年間を生き抜くための30日ブラックプラン(学級開きは1ヶ月と心得てかかれ;「0…3月末~始業式前日」であらゆる「策略」を巡らせろ;「0」で子どものウソにブレない自分をつくれ ほか)
第3章 学級崩壊・回避―教師を続けるための腹黒ルール(子どもと距離を取り「教師」として振る舞え;高学年女子に媚びを売ると背を向けられる;女子は猫、追いかければ逃げられる ほか)
著者等紹介
中村健一[ナカムラケンイチ]
1970年生まれ。キャッチコピーは「日本一のお笑い教師」。「笑い」と「フォロー」をいかした教育実践を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しろくま
12
ブラックシリーズ、初読。何が、ブラックなのか?と思いましたが、わかりました。ハッキリしたもの言いですが、共感できることが多かったです。学級崩壊は他人事ではないので、改めて学級開きの大切さを痛感。特に、4月!貯金だと思って、入念に。策略が大切ですね。高学年、がんばろう。2020/04/04
しろくま
11
4月は大切な月。初めが肝心だと痛感しています。しくじったら、学級崩壊になりますからね…。実は、息子の担任の先生について、ちょっと気になることがあります。若い講師の方なのですが、崩壊しないことを願っています。先日、宿題の出し方について、困ったことがあり、連絡帳で相談したところ、一言、赤ペンで「ファイト」と返ってきたのですよね…( T∀T)相談したことの返事になっていないし、親に向かって「ファイト」…???自分が担任なら、保護者に対して絶対にそんなこと書けないですが…。2021/04/17
生ハム
8
「ブラック」なんて露悪的?に書いていますが、クラス経営で大切なエッセンスがぎゅっと詰まった一冊です。当たり前のことですが、最初の三日間で大切なことは、一年間ずっと大切なこと。先生がブレずに、大切にしたいことを漏れなく伝え、きっちり守っていく。定着するように、ひたすら繰り返し伝えていく。そのためには、黄金の3日間「以前」に、ブレない自分の軸をしっかり作っておくことが大切。毎年違う学級で、「これをやれば安心」ってものがないからこそ、最初の3日間を大切にし、それを持続させていく。2020/04/20
ポワン
7
【学級経営は、『4月の1ヶ月』が命。策略を巡らせて、ブレない軸を必ず創るべし。】◎『策略ブラック』シリーズを初めて手に取ったが、読みやすく、現場で現実を見てきた著者だからこそのテクニックが満載だった。◎来春からに向けて、『0-1-3-7-30の法則』を念頭に今から『ブレない軸』を準備していきたい。◎本書を読んで、何となくだった『4月が生死を分ける』の真の意味が分かった。学生の内に出会えてて良かった。今後、月に2冊は必ず『策略ブラック』シリーズを購入し、残りの半年で馴染ませていきたい。2020/10/17
ムーミン
5
始業式のチャンスを逃がさない。2018/02/28