内容説明
「教師の役割」とは何か。著者は、「やがて教師を必要としない子どもに育てること」ではないかとし、「討論の授業」は、最高の授業形態である。その中で「指名なし討論」は、究極の授業だと主張する。この本のでだしは、著者の授業を批判した、名人といわれる野口氏への反批判である。
目次
1 「指名なし討論授業」批判にこたえる―『モチモチの木』
2 「ことば」を根拠にした国語の授業(分析批評の授業)―『わたしと小鳥とすずと』
3 道徳授業における討論
4 模擬授業で「討論授業」修業―『虫のゆりかご』
5 討論づくりのための「教材」
6 討論はどの教材でもやるわけではない―『ちいちゃんのかげおくり』
7 T・Tでも討論の授業―社会科『わたしたちのくらしと商店がい』
附録 「…にやさしいまちをつくろう」