内容説明
本書は、学び合いの授業をどうデザインしていくのかを提案するものである。Chapter1では、理論編として学び合いの授業がどうして今、必要なのか、そしてどのように考えればよいのかについてアクティブ・ラーニングや21世紀型能力の視点から説明する。Chapter2では、準備編としてそれぞれの学び合いの形態の特徴と留意点について具体的に述べる。Chapter3では、実践編として各学年2つずつ12本の実践事例を紹介する。どれも効果的な学び合いになった事例であり、読者の先生方の参考になることが間違いないであろう。
目次
1 理論編―「学び合い」のある国語授業づくりのポイント(アクティブ・ラーニングと21世紀型能力;学び合いの環境づくり;学び合いの授業づくり;学び合いの評価)
2 準備編―人数・構成・タイプ別学び合いの特徴と指導のポイント(人数別 学び合いの特徴と指導のポイント;構成別 学び合いの特徴と指導のポイント;タイプ別 学び合いの特徴と指導のポイント)
3 実践編―主体的・協働的な学び合いのある学年別・国語授業プラン(第1学年 書くこと―多様な考えに触れる低学年のグループ学習;第1学年 読むこと―子ども一人一人が役割意識をもてるマトリックス型グループ交流;第2学年 読むこと、書くこと―読み書き関連単元での学び合い;第2学年 書くこと―交流して相談し、お話を作るペア活動;第3学年 書くこと―小グループで内容面に着目した推敲;第3学年 書くこと―同じ興味・関心をもった子どもたちの小グループでの学び合い;第4学年 話すこと・聞くこと―グルーピングや「見える化」で全員参加を促す小グループ;第4学年 書くこと―子どもが自然に学び合う環境づくり;第5学年 話すこと・聞くこと―全員参加を促す話合いボード;第5学年 書くこと―必要感のあるグループ学習;第6学年 話すこと・聞くこと―過程を重視した話合い;第6学年 読むこと・書くこと―「ジグソー法」を使って読みを深める)
著者等紹介
細川太輔[ホソカワタイスケ]
1978年東京都生まれ。東京学芸大学准教授。東京大学教育学部卒業、東京学芸大学連合大学院修了。教育学博士。私立小学校教諭、東京学芸大学附属小金井小学校教諭、東京学芸大学講師を経て、現職
北川雅浩[キタガワマサヒロ]
1980年兵庫県生まれ。東京都葛飾区立中之台小学校指導教諭(国語)。青山学院大学文学部教育学科卒業、東京学芸大学大学院修士課程修了。現在、東京学芸大学連合大学院博士課程在籍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。