内容説明
兵庫教育大学附属小学校では、子どもに自分の考えをもたせ、自分の言葉ではっきりと表現させ、かかわり合いの中で考えを深めていくためにできる教師の「教えること」を探ってきた。また、教師の「教えること」と子どもの「学ぶこと」を、互いに関連し合うものとして捉え、授業を積み重ねてきた。このような新しい授業像に迫る手だてを、各教科の具体例で示しながら、授業設計のポイントを単元例で示す。
目次
1 「学ぶこと」と「教えること」の共鳴―言語を活用し、表現する授業づくり(かかわり重視の教育モデル;「教えること」の明確化;新たな「教えること」;「学ぶこと」を見つめ直す;言語を活用し、表現する授業)
2 各教科・英語学習の実践(17事例)(国語科―イメージをかたちづくる授業づくり;社会科―かかわりの中で事象の意味や価値を見いだす;算数科―算数的表現を分かち合い、活用する;理科―つながりの中で「わたしたちの科学」をつくりだす;生活科―子どもの事実から見直す新たな生活科学習;音楽科―思いを合わせ表現する;図画工作科―イメージをよみとき、あらわす;体育科―子どもたちが動きにこだわる)
著者等紹介
梶田叡一[カジタエイイチ]
兵庫教育大学長・文科省中央教育審議会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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