内容説明
その立場になって演じ、みんなと話し合うことで主題が心にグッと迫ってくる。自分事として、考えが深まり、生き方を見つめられるようになる役割演技。
目次
第1章 道徳的行為に関する体験的な学習としての「役割演技」(道徳授業は変わろうとしている;道徳授業で求められる指導方法がある;言葉のイメージから「役割演技」を誤解してはいけない;「役割演技」はクラスのみんなで創る;ウォーミング・アップで「役割演技」がグッと効く)
第2章 「役割演技」を取り入れた道徳授業のつくり方(「役割演技」を取り入れると授業はこうなる!;演者選び・演技後の話し合い活動が成功のカギとなる;「役割演技」を取り入れるのに効果的な場面がある;「役割演技」を取り入れるのに気をつけたいことがある;困ったときにはこんな手法がある)
第3章 実践編・「役割演技」を取り入れた授業実践(主として自分自身に関すること;主として人との関わりに関すること;主として集団や社会との関わりに関すること;主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること)
著者等紹介
早川裕隆[ハヤカワヒロタカ]
上越教育大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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U-Tchallenge
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道徳の授業について考えている。その中で「役割演技」という指導法について知った。ロールプレイングという、と伝わりやすいだろうか。もちろん、ただただロールプレイングをするのではなく、道徳的価値を深めるために行うのである。それをどのように仕組んでいくのかということを考えられる内容となっている。「役割演技」を取り入れるなら、必然的に授業のどの位置で行うのかを考えることとなる。その作業が自然と教材研究につながっていくのだろう、と思った。具体的な実践も掲載されているので、とても参考になる内容であった。2021/08/07