内容説明
本書は、総合的学習時代にあって、本来的に教育とは何か、その教育を支え、担い、促すものは何か、子どもの日々の学びや成長に、真にかかわっているのは何か、などを追究しようとしたものである。子どもには力強い味方であり、彼らへの指導的支援となる「言葉かけ」に注目し、その機能や役割やあり方を問題としたのが本書である。
目次
第1章 なぜ指導や言葉が通じないのか―教育困難の要因と困難打開の方途
第2章 言葉かけとは何か―価値ある情報の伝達と子どもの意欲化
第3章 指導的支援の言葉かけ―子どもの学びや自立の支持と促進
第4章 言葉かけのカリキュラム―学ぶ内容と方法の範囲や順序を示す言葉かけ
第5章 言葉かけの語法と技法―これからの指導的支援となる言葉の編みだし方
第6章 カウンセラーとしての言葉かけ―授業における言葉かけの実際