内容説明
本書は、「学びを創り続ける子どもの育成」に資する実践の成果を世に問う。第1年次は、低・中・高学年の発達段階における学びを創り続ける子どもの姿を追求し、その育成のための授業モデルの作成と実践を行った。第2年次は、さらに学習に「没頭する」姿を見取る教師の役割に焦点を当てた具体的な授業づくり、その質と量の充実を図った。そして、第3年次は、最終年度として単元や年間カリキュラムを視野においた提案をした。
目次
1章 総論編―学びを創り続ける子どもを育む(「主体的な学び」を実現するために―「学びの場」を豊かにする;学びを創り続ける子どもを育てる授業モデルと教師の役割;「わかる力」「考える力」「使える力」を育むユニバーサルデザインの保育・授業づくり)
2章 実践編―学びを創り続ける子どもを育む授業(国語科―「主体的な表現者」を育む「学びの言語」の習得をめざす授業づくり‐「書くこと」の「学びの蓄積」が生み出す学びを創り続ける子ども;社会科―学びを創り続ける授業への教師のアプローチ;算数科―子どもの算数的な「気づき」でつなぐ授業づくり;理科―学びを創り続ける理科の授業;生活科・総合的学習―気付きの連鎖で育てる自他尊重の生き方を考える子ども;音楽科―郷土の伝統音楽を通して学びを創り続ける授業づくり;図画工作科―主体的に発想・構想の能力を働かせる授業;体育科―学びを創り続ける授業における教師の役割;道徳―学びを創り続ける道徳の授業;外国語活動―学びを創り続ける外国語活動の授業)
3章 展望編―学びを創り続ける子どもを育てるために(これからの附属平野小学校の研究の方向性)