21世紀型授業づくり
カリキュラム開発で進める学校改革

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  • サイズ A5判/ページ数 173p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784182254123
  • NDC分類 375
  • Cコード C3337

内容説明

現在、学校はどこも元気がない。学校が世の中を引っ張っていく、または新しい世の中をつくる時代ではなくなり、むしろ国民から信頼を失い、教師は見放されているかのようである。それほど、学校に対する社会の目は厳しい。地方教育委員会はもちろん、学校も教師も変わらねばならないのである。教師一人一人はどのように変わればよいのか、また今後の学校での教育活動を、何を土台にして、何を目指して、何に焦点を当てて変えていけばよいのかについて、誰も明確に述べていない。これまでの教育とこれからの教育のどこを、どう変えればよいのかについて、教師の認識は明瞭にならず、展望が開けている様子が見られない。どこか五里霧中のところがある。このような、漠然とした不安な状況のまま教師が実践を続けることは、決して望ましいことではない。教師をサポートしたいと思っている筆者のようなものにとって、教師こそが実践を通して事実をつくっているのだ、という自負と責任を強くもってほしいし、教師に元気を出してもらいたいのである。それには、教師の認識を明瞭にすることのできる助言や示唆は何かを考え、望ましい実践に少しでも役立ててもらえる提言をしたい。本書は、最近の「カリキュラム開発」という仕事を通して、それを試みようとしたものである。

目次

はじめに―「カリキュラム時代」の再来
1 カリキュラム開発の基礎原理―学校と教師の意識変革の必要
2 カリキュラム開発の方法―教師の役割変化と力量向上
3 カリキュラム開発を支える経営体制―教師・学校・保護者・地域の分担と協力
4 カリキュラム評価の必要性―学校と教師も評価の対象
終わりに―カリキュラム開発で進める学校改革

著者等紹介

安彦忠彦[アビコタダヒコ]
1942年、東京都生まれ。東京大学教育学部学校教育学科卒。同大学院教育学研究科を経て、1968年、大阪大学文学部教育学科、1971年、愛知教育大学教育学教室、1980年、名古屋大学教育学部教育学科(教育内容講座)を経て、現在早稲田大学教育学部教授。日本教育方法学会理事、日本カリキュラム学会常任理事(事務局長)、日本教育技術学会理事などを歴任。専攻は教育課程論(主に中等)を中心に教育方法、教育評価など。「博士(教育学)」
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