内容説明
ロシアの若い外科医コロトコフは日露戦争従軍中、緻密な観察から聴診による血圧測定法を発見した。しかし、病苦と革命と貧困で不運な生涯を閉じた。
目次
血圧測定はどのようにされてきたか
ニコライ・コロトコフの聴診による血圧測定の発見
医師になるまで
ロシアをめぐる国際状況
ロシア国内の反乱と革命
北清事変と日露戦争へのコロトコフの従軍
コロトコフ音の発見
ペテルブルグ陸軍病院における研究
悲運の日々
幸福のひととき
戦争と革命の中で
血圧測定の普及とその後
おわりに
著者等紹介
藤倉一郎[フジクライチロウ]
1932年埼玉県生まれ、新潟大学卒。東京女子医大・榊原教授のもとで心臓外科を学び、講師、助教授の後、藤倉病院開設、院長、理事長を2009年5月までつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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