目次
第1章 国語力をつける物語・小説の「読み」の授業―力をつけるための指導過程と「言葉による見方・考え方」としての教科内容
第2章 「スイミー」(レオ=レオニ/谷川俊太郎訳)
第3章 「お手紙」(アーノルド=ローベル/みきたく訳)
第4章 「一つの花」(今西祐行)
第5章 「大造じいさんとガン」(椋鳩十)
第6章 「海の命」(立松和平)
第7章 「少年の日の思い出」(ヘルマン・ヘッセ/高橋健二訳)
第8章 「字のない葉書」(向田邦子)
第9章 「故郷」(魯迅/竹内好訳)
著者等紹介
阿部昇[アベノボル]
秋田大学大学院教育学研究科特別教授、秋田大学名誉教授、東京未来大学特任教授。専門は、国語科教育学、教育方法学。1954年生まれ。茗溪学園中学校高等学校教諭、秋田大学教育文化学部教授、秋田大学大学院教育学研究科教授等を経て現職。2008年~2011年秋田大学教育文化学部附属小学校校長。「読み」の授業研究会代表、日本教育方法学会常任理事、全国大学国語教育学会理事、日本NIE学会理事。秋田県NIE推進協議会会長、2007年~2019年秋田県検証改善委員会委員長。小学校・中学校国語教科書書籍編集委員(光村図書)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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にくきゅー
1
構成をおさえ、それぞれの大事なところを解釈し、作品を吟味・評価する。スイミーは異質性の大切さという主題の読みとりは目新しかった。お手紙は確かに、手紙をくれるような新規性のある友人は獲得できてないよねぇと納得した。大造じいさんとガンは敬体と常体でまったく印象ちがいますかぁ。海の命は、確かにあと話は過剰っすね。少年の日の思い出は、少年時代の終わりってのはわかるんだけど、、、大人にならんとわからんくないかねぇと改めて思う。最後の一文は誰の声で聞こえるか、ってありな発問かも。故郷は弁証法的思考になるほどでした。2020/08/10