内容説明
学力向上も結局は、“授業の質”が決め手となる。それでは、新しくなった指導要領で、授業のどこをどう新しくしていけばよいのか。マクロな方向とミクロな手立てから、その全体像を、新進気鋭の研究者が提言する。
目次
第1部 授業デザインの基礎知識(授業デザイン力をつけるには;カリキュラム論の歴史的系譜と類型;学習理論の転換と授業デザインの2つの立場 ほか)
第2部 新学習指導要領のポイント―これからの授業のめざすもの(新学習指導要領と教育の国際化(PISA型化)と「生きる力」
新学習指導要領と教育課程の基本的枠組み
新学習指導要領のポイント ほか)
第3部 授業をデザインする技法―目標に準拠した授業づくりと評価(学校を基礎にしたカリキュラムづくり;授業のデザインと単元指導計画;問題解決学習としての学習活動の構想 ほか)
著者等紹介
松尾知明[マツオトモアキ]
福岡県生まれ。福岡教育大学卒業後、公立小学校で4年間教える。ウィスコンシン大学大学院Curriculum&Instruction学科(全米No.1)へ留学。著名な批判的教育学のアップルや多文化教育のラドソン=ビリングズらに学び博士号を取得。浜松短期大学講師を経て、国立教育政策研究所に在籍。初等中等教育研究部・総括研究官。専門は、多文化教育とカリキュラム(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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