内容説明
国語の教科書には、長い間掲載されて、支持され続けてきた文学教材が数多くあります。その教材で子どもたちを学習させる「価値」を多くの先達が感じ、子どもたちを迫らせるための読ませ方を研究・実践してきました。本シリーズでは、そのような教材を国語科における「重要教材」と位置づけ、教材分析・解釈を通してそれらの教材の「価値」に迫るとともに、どのようにしてその「価値」に迫る読み方を子どもたちにさせていくか、授業づくりのステップに合わせて構成しています。
目次
序章 入門期の物語の指導について考えよう(入門期の子どもって、どんな特徴があるの?;文学の入門期にどんな力をつけたらいいの?;“イメージする力”をつけるのは?;入門期の文学教材の特徴とは?)
第1章 教材を分析・解釈する力を高めよう(読者として教材と出合おう;教材「おおきなかぶ」を読んでみよう;「おおきなかぶ」の魅力を発見しよう;教材「おおきなかぶ」の特性を分析しよう)
第2章 指導方法を構想する力を高めよう(学級の実態と教師の力量に応じた指導方法を設定しよう;教材の特性に応じた活動を設定しよう;単元を構想しよう)
第3章 板書と思考の流れで展開がわかる 実践!「おおきなかぶ」の授業(“第1次”初読の感想を交流し、学習の見通しをもつ。;“第2次”音読や動作化、吹き出しへの書き込みを通して、場面の様子や登場人物の気持ちについて想像を広げる。;“第3次”場面の様子について想像を広げながら、音読発表会をする。)
著者等紹介
立石泰之[タテイシヤスユキ]
1972年、福岡県春日市に生まれる。東京学芸大学卒業。福岡県公立小学校教諭、広島大学附属小学校教諭を経て、現在、福岡県教育センター指導主事。全国大学国語教育学会、日本国語教育学会会員。全国国語授業研究会理事
川上由美[カワカミユミ]
1986年、広島県府中市に生まれる。広島大学教育学部卒業。青年海外協力隊、広島大学附属小学校講師、広島県公立小学校教諭を経て、現在、山口県公立小学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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