目次
1 たくさんの経験をする
2 一芸を身につける
3 時間と労力と金を惜しまない
4 学びの対象をしぼらない
5 よく学び、よく遊ぶ
6 先輩教師にかわいがられる
7 スキルを身につける
8 他者に対する想像力をもつ
著者等紹介
堀裕嗣[ホリヒロツグ]
1966年北海道湧別町生。北海道教育大学札幌校・岩見沢校修士課程国語教育専修修了。1991年札幌市中学校教員として採用。学生時代、森田茂之に師事し文学教育に傾倒。1991年「実践研究水輪」入会。1992年「研究集団ことのは」設立。現在、「研究集団ことのは」代表、「教師力BRUSH‐UPセミナー」顧問、「実践研究水輪」研究担当を務める傍ら、「日本文学協会」「全国大学国語教育学会」「日本言語技術教育学会」などにも所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんえい
4
教育とは生徒たちに「いかに他の選択肢があることを見えなくさせるか」という営みである。洗脳に近い。教員は常に自分の世界観を疑わなければならない。10年後を見据えた働き方をする、その教材研究方法で一生続けられるのか。2020/10/02
虎哲
3
20代も終わりが見えてきた頃だが、遅くはなかろうと思い購入して読んだ。「自分の世界観を疑う」ために「先の見えない方を選ぶ」「外に目を向ける」ことはやってきた自覚はあるが、それ以外のところは自信がない。特に、自覚としては柔軟ではあるものの、変化を厭うたちであり、周りからも同じ場所に配置され続けるタイプなので、「全体像の把握に近づく」のはかなり難しい。意図的に色々な分掌の人と話す機会を持ちたい。「一芸を身につける」ことはかなり難しいが、生徒との距離が出てくる前に、「在り方」に滲むほど身につけられるよう努める。2024/01/04
しらたま
3
教員生活も3年目になり、何となく「行き着く先」が見えてきた気になっていた今日この頃。たとえ僅かでも「そこそこ」でよいと思ってしまったら、そこそこの仕事さえもできないのだと思う。失敗を恐れて小さくまとまるのではなく、余計なプライドをもって1人で抱えこむのでもなく。どんな仕事もいつか糧になることを信じて謙虚にひたむきに。結局、表面的に取り繕うのではなく、教師として人としての「在り方」を磨いていくことが大切なのだ。2016/07/27
えぬ
3
「自分の世界観を疑え」常に肝に銘じておかないと、日々の忙しさにかまけて忘れかける。気をつけなくては。2016/01/31
しんえい
2
サラッと再読。ニッパチ(語り2割傾聴8割)の指導を心がける。自分の世界観を疑い、他者を意識する。子供たちにチューニングを合わせる。2023/04/01