目次
序章 なぜ「書くこと」が大切なのか
第1章 書く力をつける!作文“指導”の基礎基本
第2章 クラスを育てる作文教育―学年別・作文教育を考える
第3章 作文教育の要!子どもがもっと意欲的になる赤ペン指導
第4章 学級通信が大活躍!実例で見る作文教育
終章 作文教育の真骨頂!教師が綴るということ
著者等紹介
多賀一郎[タガイチロウ]
神戸大学附属住吉小学校を経て私立小学校に長年勤務。現在、追手門学院小学校講師。専門は国語教育。親塾など、保護者教育に力を注いでいる。また、教師塾やセミナー等で、教師が育つ手助けをしている。絵本を通して心を育てることをライフワークとして、各地で絵本を読む活動もしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
み
12
以前読んだ読書教育の本の作者繋がりの本が職場に置いてあったので借りて読んだ。◆入門期の作文は口頭作文から。子どもの言ったことを大人が聞き取って書く。思いを言葉にする、文章にする楽しさを感じさせる。先生、あのね。「」を使わせ人間中心に書く◆中学年「こんな自分です」書く技術と人の良さを認める活動。5分間教師ウォッチング作文。私はだぁれ?鏡で自分を見つめて書いた作文で人当てゲーム。わたしと小鳥とすずとを真似て詩を作る。◆高学年バカヤロー作文。匿名で普段思っている怒りをぶちまける作文。面白そうな実践をやってみたい2021/03/13
jotadanobu
4
再読。学級づくり、、というか子ども理解、信頼関係づくりをより深くできたらいいなと思って再び手にした本。振り返りジャーナルに取り組んでみて、さらに書くことのよさ、楽しさを感じた一年。生涯にわたる確かな実践となる予感がする。2018/03/24
Eiichi
3
今年65冊目。(生活綴方+多賀先生の人間性)から生み出されたオリジナルの教育だと感じた。学ぶべきは子どもに対しての正直さ、素直さ。ここは自分と相違点であると思う。自分もそれを目指しているが、丁寧に向きあえているかな・・・?と反省する。指導面では多作ということを私は考えてきた。多賀先生はここではそれを論じていないので、尋ねてみたいところである。生活綴方の原典にもたどっていきたいと感じた。自分が生活綴方で何を感じるか。それを大事にしていきたい。2015/04/12
mori
3
作文教育の可能性と実践が詰まった書。書くことで育つもの、作文教育の基礎基本、学年別作文教育、赤ペンの意味、子どもをつなぐ…久しぶりにいい教育書に出会ったなぁ。2015/03/22
mi78621
2
書くことで子どもは育つ、という点で思いは合致。子どもの発達段階に合わせて、ステップを踏んで、少しずつ力を育てていきたい。まずは、教師自身が積極的に書き物をして、書くことに悩んで、そして楽しまないといけないなと改めて実感。2015/12/31