内容説明
本書では、子どもの日常に視点をおき、日常に生まれるさまざまな子どもの気になる行動を通して、子どもの心の傷を可能な限り読みとり、背景を分析しながら、子どもへのかかわりの具体的な在り方を検討している。
目次
いじめの傷が今も疼く
「荒れ」の背後に心の傷
食べては吐く少女
体罰は体の傷より心の傷を深める
暴走族に心の傷を癒す十四歳の少女
いじめられた心の傷がいじめを
シンナー少年の心の傷と癒し
援助交際の少女が口にした言葉
キレ少年の心的外傷
薄幸の暴力少年が受けた心の傷
非行少年たちが心に抱いているもの
不登校児への善意のすべてが心に傷
中退少年の心の奥にうごめく憎悪
いじめの傷におびえながら十八歳
傷ついた子どもの心を癒す
傷つきやすい今日の子どもたち