目次
序章 ビートたけしからの挑戦状
1章 教育栄えて学校滅ぶ?
2章 「観」崩壊の時代
3章 二つの授業から見えてくるもの
4章 出力型授業観を解剖する
5章 新しい“風”を読む
6章 学校教育生き残り作戦
終章 ビートたけしへの挑戦状
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はな
5
TV番組『たけしの万物創世記』が学校の授業よりも有用っていう分析を端緒に、現代学校教育の「入力型授業(≒講義型/知識詰め込み型 正確には“子どもに知識を身に付けさせることを重視するもの”)」に対する危機意識を煽る主張。普通に今も教育学の講義で引用されそうな文献…と思ってたら刊行1997年に衝撃。優秀な教育者が目指す教育改革の方向性はその頃から定まってたってことか。対になる「出力型授業」の例もディベート中心に粒揃いで良かった。「元々人は教えることに快感を覚えるのに、教師は特に教えたがり症候群」は言い得て妙。2024/10/16