内容説明
本書では、物語・小説を豊かに確かに「読む力」をつけていく新しい「指導過程」を提案し、どういう力を子どもたちに身につけさせていけばいいかという「読む力」つまり「教科内容」の具体を新たに提案した。第1部では様々な教科書教材を取り上げながら物語・小説の「構造よみ」「形象よみ」「吟味よみ」の「指導過程」と、それぞれの「指導過程」で身につけさせる「教科内容」についての解明を行った。第2部では小学校・中学校それぞれの代表的な教材「ごんぎつね」「走れメロス」を取り上げ、第1部の「指導過程」「教科内容」の活用の具体例を示した。「教材研究」の方法、具体的な「授業づくり」のコツなどについても書いてある。
目次
第1部 国語力をつける物語・小説の「読み」の授業―指導過程と身につける「国語の力」(物語・小説についての三つの指導過程と三つの国語力;「構成・構造」に着目したあたらしい「読み」―構造よみ;「形象・技法」に着目したあたらしい「読み」―形象よみ;「形象」を読み深めるための様々な方法;「吟味・評価」に着目したあたらしい「読み」―吟味よみ)
第2部 有名教材であたらしい「読み」の授業を検証(「ごんぎつね」(新美南吉)のあたらしい「読み」の授業
「走れメロス」(太宰治)のあたらしい「読み」の授業)
著者等紹介
阿部昇[アベノボル]
秋田大学教育文化学部教授。専門は国語科教育学、授業研究。1954年生まれ。茗溪学園中学校・高等学校教諭、秋田大学教育文化学部助教授を経て現職。2008~2011年秋田大学教育文化学部附属小学校校長。日本教育方法学会常任理事、全国大学国語教育学会理事、日本NIE学会理事、日本教師教育学会編集委員。「読み」の授業研究会代表。秋田県検証改善委員会委員長、秋田県NIE推進協議会会長、秋田県総合政策審議会「教育・人づくり部会」部会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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