内容説明
研究団体「明日の教室」代表で、若手育成に力を尽くし、数々の実践を現場に提案する人気教師が、教師力の極意を伝授。
目次
第1章 子どもの姿から学んだ極意(いつでも変わらぬ姿を貫く;子どもとの距離感を支配する;現場の常識を疑ってみる;突き放すのではなく、看る)
第2章 研修から学んだ極意(書くことが学びのサイクルをつくる;異質なものから学ぶ;明日の教室と向き合う―研究会「明日の教室」)
第3章 アーティストの言葉から学んだ極意(今の自分に満足せず、更なる向上を目指す―穐吉敏子さん;教えるのではなく、引き出す―砂連尾理さん;子どもの目線で考える―野村誠さん)
著者等紹介
糸井登[イトイススム]
1959年4月22日生まれ。京都府の公立小学校に27年間勤務した後、2010年から私立・立命館小学校に籍を移す。教育研究会「明日の教室」代表。「NPO法人・子どもとアーティストの出会い」理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Hide.Haggy
1
明日すぐに教室で使えるようなことは書いていないが、読んで損になるということはないと思う。自分は教師生活5年目を迎えるが、このように書けるようなエピソードが何一つないという事実に焦ってきた。 もっともっと一つひとつのことに全力で取り組まなくては2013/09/13
epitaph3
1
「もう答えは出てるんじゃないの。迷っているということは答えは出てるんだよ。迷うことはない。自分がやりたいと思ったこと、それが真実だよ」(p113)やりたいことをやってもいいように、やりたいことをきちんとやっていけるように。そもそも、教師を続けていくために、学ぶのだ。若者よ。やりたいことがあっても1人で突き進まないで。必ず同僚と情報をシェアして対話して進めよう。それが組織なんだ。結果は子どもが見せてくれる。2013/08/08
nanaco-bookworm
0
ご自分の職業人生を率直に語っているところに親近感をもてた。その主張に共感する部分も多かった。2013/09/22