内容説明
生まれてはじめて学校と名のつくところに入った幼い子どもたちと、その子どもたちよりいくぶん早くこの世に生まれ出た教師が、《今》を共有していっしょの場所に生きるということは、いったいどういうことであるか。園田雅春さんの「1ねんせい物語」は、この問いに、真正面から具体的な事実で答えてくれた記録である。
目次
隆という子に助けられて
お医者さんと写真屋さんに学ぶ
なしとげた“偉業”
“快挙”そしてさよなら隆くん
1番長い〈授業〉
よろこびの日、3月24日
解説 心にひびきあう教室を(遠藤豊吉)