内容説明
子どもの放課後が失われた。放課後の世界は危機的状況である。手を拱いている場合ではない。具体的な施策を提案しなければならない。本書はこうした問題意識に基づき編集したものである。
目次
1 なぜ放課後改革が必要か(子ども社会に仲直り文化を復活させよう;今、子どもはどんな体験活動が必要か ほか)
2 米国の放課後改革の事例(変わるアメリカの放課後;「シティズン・スクールズ」の事例 ほか)
3 日本での放課後改革の視点とユニークな事例(子どもたちは何をすればよいか;保護者は何をすればよいか ほか)
4 各地で行われている放課後改革のユニークな事例(中・高校生が参画する居場所―『ゆう杉並』の取り組み;引きこもりの若者の居場所―NPO法人ニュースタートの実践 ほか)
5 結び―子どもの放課後を豊かにしよう(忙しい子どもの出現;生活体験の場を確保しよう ほか)
著者等紹介
明石要一[アカシヨウイチ]
1948年生まれ、大分県出身、東京教育大学大学院博士課程修了、教育社会学専攻、平成5年千葉大学教授、現在千葉大学学部長、平成15年文部科学省中央教育審議会スポーツ青少年部会臨時委員
川上敬二郎[カワカミケイジロウ]
1973年生まれ、東京都出身、慶応義塾大学経済学部卒、1996年東京放送(TBS)入社、ラジオ制作、報道局「ニュースの森」、社会部記者を経て、「イブニング・ファイブ」担当ディレクター
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