内容説明
合理的配慮って?共生社会って?Q&Aで早わかり。解説編は、主要なトピックとして、障害者の権利に関する条約、改正障害者基本法、中央教育審議会初等中等教育分科会「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告)」、障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律、改正学校教育法施行令、教育支援資料について解説。
目次
解説編 インクルーシブ教育システムとは
Q&A編(インクルーシブ教育システムと学級づくり―合理的配慮に焦点をあてて;インクルーシブ教育システムと学校づくりとネットワークづくり;インクルーシブ教育システムと特別支援教育)
資料編 関係する法令等
著者等紹介
木舩憲幸[キフネノリユキ]
大谷大学文学部教授。元中央教育審議会専門委員(初等中等教育分科会、特別支援教育の在り方に関する特別委員会)(平成22年7月20日‐平成24年6月8日まで)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
U-Tchallenge
0
刊行がもう七年前になっている。少し古いものではあるが、インクルーシブ教育を基本から理解するために読む価値のある一冊だ。基本的には法律や答申等から引用され、そこに筆者の解説や意見が入るという構成になっている。読んでいて面白みはないが、ここを理解していないとインクルーシブ教育を履き違えることになるだろう、と思える内容となっている。「インクルーシブ教育」という言葉は現場に浸透しているが、インクルーシブにはまだまだ遠い状況である。障害者基本法の第16条をきちんと読み返すことができたことが一番の収穫である。2021/11/14