内容説明
算数科における資質・能力を育成するためには、「数学的活動」等のキーワードの意味をしっかり解釈し、理解して算数の授業づくりに取り組んでいく必要があります。ただし、それは、目の前にいる現実の子どもの姿ありきでのことです。単なる言葉遊びをしているような算数授業ではなく、学習指導要領の改訂に伴った「流行」とともに、「不易」である基礎・基本をしっかりと押さえた授業づくりが求められます。本書では、算数の授業をつくるためにどのようなことに気をつける必要があるのかということを具体的な項目を設定して紹介しました。
目次
1 子どもの素直さを大事にした資質・能力を育む算数授業づくりの基礎・基本(算数の授業は問題を解決する授業だけど…;算数の授業とは何か)
2 資質・能力を育む算数授業を実現する55の方法(教材研究の仕方編;教科書の使い方編;算数の授業づくり編;各領域の指導編)
著者等紹介
山本良和[ヤマモトヨシカズ]
筑波大学附属小学校教諭。1963年高知県生まれ。鳴門教育大学大学院修士課程修了。高知市立大津小学校、高知大学教育学部附属小学校を経て現職。國學院大學栃木短期大学講師。算数授業ICT研究会代表、全国算数授業研究会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
田中彰英
1
売ろうかなーと思って目を通したら、結構色々といいこと書いてあった。向山型授業にも通ずること。発問の工夫とか、教材の提示の仕方、子どもの授業中の動きなど。2024/11/16
田中彰英
0
21/01/27 全員参加、外化させる、10回2021/01/27
松村 英治
0
できそうなことはいろいろあるな~と思った。ただこの手の本は、やってみようとしたときには既に忘れているとなってしまう場合が多いので、なんとかそれを阻止したい。2018/07/21
Seita
0
授業開き。ついノート取りの説明などを行いがちだが、一回でできるものでもないのでサラリと。著者によれば、もっと良いのは例えば2、3年生ならノートに頁数を書かせるだけで良い。ポイントは同時に「いち、に、さん…」と声を揃えながら行うこと。「数詞を言う声を揃える、頁数にあたる数字を書く速さを揃える、新しい頁をめくるタイミングを揃える、これらを意識させることで、子どもたちに『自分は学級の仲間と一緒に活動しているんだ』ということを意識させる」。巧く算数授業で必要な学習規律を具体的かつ端的に示せている。他にも方法満載。2018/04/25
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