内容説明
小1プロブレムは、幼児期を引きずって入学してきた子どもたちが引き起こす、集団「未形成」・社会性未成熟の問題です。小1プロブレム世代の特性を理解し、生かしていくことで、子どもたちは驚くほど成長していきます。では、具体的にどのような視点で、どんな取り組みをしていけばいいのでしょうか。「就学前教育と学校教育の段差を克服し、学びをつなぐ」スタートカリキュラムの実践事例も、詳しく紹介します。また、小1プロブレム世代の保護者の子育ての悩みや、学校園へのニーズについても、調査をもとに分析しました。家庭と学校園の協働子育てについても、紹介します。
目次
第1部 小1プロブレムの今、ここから(小1プロブレムの「発見」とその克服;段差とはなにか;子ども・教職員・保護者の今~二つの小1プロブレム・アンケート調査から;「くぐらせ期」とスタートカリキュラム;遊びと学びをつなぐスタートカリキュラム)
第2部 就学前教育と学校教育をつなぐスタートカリキュラム実践(遊びと学びをつなぐスタートカリキュラム;人間関係づくりプログラムでつながるスタートカリキュラム;多文化共生教育でつながるスタートカリキュラム;特別支援教育でつながるスタートカリキュラム;食育でつながるスタートカリキュラム)
著者等紹介
新保真紀子[シンポマキコ]
徳島県に生まれる。大阪大学文学部卒業後、大阪府内中学校教員・大阪府人権教育研究協議会事務局長・大阪市立大学や近畿大学等の非常勤講師を経て、神戸親和女子大学発達教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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