内容説明
学級で起きる問題行動、生徒が起こす問題行動は無限にあり、全てが同じ対応で解決できるわけではない。しかし、方法は様々でも、共通する「考え方」はある。本書では、生徒にどう関わり何を語るのかについて、その「考え方」を軸にした、10の心得と具体的な50の場面別対応方法を綴っている。
目次
第1章 生徒指導10の心得―問題行動を予防する生徒と教師の関係作り(生徒指導の前提条件を理解する―信頼関係作りに全力をあげよ;いかなる時も笑顔で接する―頼れる学級担任を目指せ;一度は受け入れる―納得させて動かせ;認めて伸ばす―教育信条を体に染み込ませよ ほか)
第2章 場面別対応例でわかる!子どもの心をつかむ生徒指導50(登下校時の問題行動への対応;授業中の問題行動への対応;日常生活で起きる問題行動への対応;人間関係における問題行動への対応 ほか)
著者等紹介
垣内秀明[カキウチヒデアキ]
1965年長野県上伊那郡辰野町に生まれる。1989年関東学院大学工学部機械工学専攻科を卒業。4月より、長野県の公立中学校の教師となる。公立中学校で7年勤務し、県立養護学校での勤務を4年間行う。その後県内の公立中学校で勤務し現在に至る。2000年教育サークルTOSS中学信州代表。2005年長野県辰野町立辰野中学校勤務。2013年長野県駒ヶ根市立赤穂中学校勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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epitaph3
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中学校にどんな生徒指導案件があるかを見るために読んだ。事例は、信頼関係が生徒と築いてあることが前提である。言葉かけの例も、信頼関係が崩壊していたら、ウザいだけにとらえられたりするだろう。教師としての自己を高めることは必要だけど、いかに他の教師と協力していくか、次の本では著者には求めたい。だけど、この本は、なるほどねえ、と思うことは当然ありましたよ。部活の上下関係のこと、入試に不合格になったらどうするか事前に話し合うこと、ケンカはお互いに感情が高まってしまうほどのことで片方が悪いわけではないことなど。2014/03/01