内容説明
特別支援を要する子に絶大な効果を発揮するのは、カタツムリの線・一発彩色法・部分積み上げ法・切り貼り法・クレヨンと絵の具のコラボなど、酒井式スキルの基礎基本を使いこなすことから始まる。そのワザを、約300点に及ぶ絵画作品で、完成へのイメージを披露。
目次
1章 言語を含む身体の問題―集中力不足、多動、指示が聞けない(「部分完成」「ほめる」の連続が集中力持続のコツ―1年「はだかの王様」の実践を通して;特別支援を要する子が多いクラスは超スモールステップで―1年「かみなりの国」の実践を通して ほか)
2章 授業態度の問題―暴言を吐く、パニックになる(「それを生かす」指導で自信をつける―1年「ひまわりと小人たち」の実践を通して;うまくいかないと泣く子には「よし」とする指導で―1年「どんぐりと山猫」の実践を通して ほか)
3章 学習に対するやる気の問題―絵に対する苦手意識が強い(形をうまく表現することが難しい子を激変させた思想―1年「イルカショー」の実践を通して;特別支援を要する子も喜んで取り組む「やまなし」―1年「やまなし」の実践を通して ほか)
4章 コミュニケーションの難しさの問題―言語性に問題のある子(言葉の通じない子(外国籍)には、部分完成法で―1年「かみなりの国」の実践を通して
登校をしぶる子でも楽しく描ける題材「花火」―2年「花火」の実践を通して)
著者等紹介
酒井臣吾[サカイシンゴ]
1934年新潟県生まれ。新潟大学教育学部卒業。新潟県北蒲原郡中条町立中条小学校長、北海道教育大学教授を経て、現在、酒井式描画指導法研究会主宰
小林俊也[コバヤシトシヤ]
1962年福岡県生まれ。熊本大学教育学部卒業。1986年より熊本県内小学校勤務。現在、熊本市内公立小学校に勤務。TOSS熊本所属、酒井式描画指導法研究会熊本支部代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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