目次
第1章 「発達の力」と指導の接点を求めて(均衡の崩壊と再構造化としての発達;発達の内実としての小さな「決断」の集積;「発達の軸」の確かさ;「信じること」が発達の力を促す)
第2章 「発達の力」を生かす指導のあり方(「一人立つ」ための指導;「たきつけ」て、「動かす」指導;「手」を出し、「口」を出す効用;的を外さない導き方)
第3章 「発達の力」の方向としての自立(自立という視座での国際比較の必要性―ドイツと日本;自分で考えさせ、自分で判断させ、自分で行動させ、自分で責任をとらせる;社会規範の型へ入れ、型をのりこえさせる;他人と共存共栄しながら一人立たせる;発達のエネルギーを生かす)
第4章 「発達の力」の一部としての人間的感性(「感性」問題の現在;より良く生きていくための精神的な「力」;知性的予見の限界と感性の見通しの確かさ;知性でとらえきれない多くのこと)
第5章 発達教育学を基礎づける障害児教育問題(人間学が問われる現代;発達人間学という視座;うかつに生きていたのでは見逃すこと;「能力主義」を展望あるものにするために;競争・活性化・収益優先から、清く正しく美しくへ)
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