内容説明
北九州市立祝町小学校の教職員は一人一人が授業者としていい意味のプライドや職人的な気質をもっており、それらの人々が校長・教頭のもと教職員集団を形成していた。開発された新教科「生活創造科」の実際に展開される授業が、一定の安定性と確実性が確保されていた点も、このような授業者チームによって開発され実践に移されたことと密接に関連している。また、時々に変化する文部省や教育委員会の要望や方針を受け止め状況の変化に柔軟に対応できたことも、授業者チームの英知と決断に負うところが少なくなかったといえる。
目次
1 小さな学校が目指した新しい教育への大きな挑戦
2 総合的な学習「生活創造科」を核にしたカリキュラム開発
3 総合的な学習「生活創造科」を創る―そのポイント
4 総合的な学習「生活創造科」の展開
5 総合的な学習「生活創造科」を支える学校環境の開発
6 総合的な学習「生活創造科」がもたらしたもの、生み出したもの