内容説明
本書の構成は、大学教育の学習支援に関する理論と実践の双方となっています。「大学全入時代」を迎えた地方の私立大学・短期大学では、さまざまな学生への対応に苦慮しています。こうした学生たちには、学びにおける困難さが厳然としてあります。この現状を打開するには、無力感に陥るのではなく、何らかの対策を練り、実践するしかありません。学習活動にまつわる困難さに対応するには、学習支援のためのソフト面とハード面を総合的に改善していくこと、つまり「トータル・プロデュース」という視点が求められるのです。
目次
第1章 日米の学習支援の状況と実践例(アメリカ育ちの『学習支援』;学習支援の授業/教授(支援)法―最近の動向 ほか)
第2章 授業が成立するということ(「おもしろい」「たのしい」授業の限界;私語という現象 ほか)
第3章 全国の学習支援の現状に関する実証的研究(問題提起;調査方法 ほか)
第4章 学習支援のトータル・デザイン(学生相談のはざまで―大学での不適応とは;低学力という呪縛 ほか)
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