内容説明
自立活動は、特別支援学校の教育課程領域なので通常の学級で時間の確保をすることはできません。しかし、内容を把握して活用することにより、子どもたちのニーズを正確にとらえ有効な指導を行うことができます。本書では、特別支援学級、通級指導教室、通常の学級において、どのように自立活動を活用していくことができるのか、実際に生活単元学習や教科学習、部活動などの指導に自立活動の内容を取り入れた先進的な事例を紹介しています。
目次
第1章 通常の学校における「自立活動」とは(特別支援教育とは;自立活動とは)
第2章 自立活動の内容(健康の保持;心理的な安定;人間関係の形成;環境の把握;身体の動き;コミュニケーション;指導にあたって)
第3章 特別支援学級での自立活動の実際(知的障害特別支援学級や部活動での自立活動の実際―中学校での人間関係の形成とモータースキルトレーニング;情緒障害特別支援学級での自立活動の実際―他領域での配慮指導としての人間関係の形成)
第4章 通級指導教室での自立活動の実際(きこえとことばの教室での自立活動の実際;LD等の通級指導教室での自立活動の実際―人間関係の形成とソーシャルスキルトレーニング)
第5章 通常の学級における自立活動の実際―安定した枠組みと一人ひとりにやさしい支援
著者等紹介
中尾繁樹[ナカオシゲキ]
関西国際大学教育学部教育福祉学科准教授。大阪教育大学非常勤講師。神戸総合医療専門学校非常勤講師。文部科学省「学習指導要領改善のための調査研究」委員。日本小児科学会「学校保健と心の問題委員会」専門委員。日本LD学会特別支援教育士S.V.。神戸市、西宮市、宝塚市、河内長野市、大阪市他専門巡回指導員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
U-Tchallenge
504