出版社内容情報
未曾有の大遠征、魚雷の使えない海面、荒れる洋上での燃料補給など難題山積。しかし密命を帯びた著者は遂に真珠湾への道を切り開く。
内容説明
魚雷の使えない浅い港湾、給油不可能な荒れる航路―開戦と同時に米太平洋艦隊の根拠地を叩く真珠湾作戦は誰もが不可能と考えた。ひとり、連合艦隊司令長官・山本五十六を除いて。山本の密命を帯びた著者は、いかにして不可能を可能としたのか。元参謀、驚愕の回想録。増補二篇「真珠湾奇襲と三人の提督」「淵田美津雄という男」収録。
目次
初めて企図を知る
日本海軍の戦略・戦術の変遷(その1)
日本海軍の戦略・戦術の変遷(その2)
作戦の主柱、大西瀧治郎中将
水雷戦術の権威、南雲忠一中将
憂国の名将、山本五十六元帥
機密保持と飛行機隊幹部の人選
初めて計画を知らせる
困難を排除したパイロットたち
パイロットの名リーダー
真珠湾進撃と決戦
ハワイ作戦の評価と教訓
(増補一)真珠湾奇襲と三人の提督
(増補二)淵田美津雄という男
著者等紹介
源田實[ゲンダミノル]
1904(明治37)年8月16日、広島県に生まれる。1921(大正10)年、広島第一中学校を卒業、同年、海軍兵学校に入校。1924(大正13)年、同校卒業(52期)。1928(昭和3)年、霞ヶ浦海軍航空隊飛行学生となってから一貫して海軍の航空畑を歩む。1941(昭和16)年、第一航空艦隊参謀となり、真珠湾攻撃、インド洋作戦、ミッドウエー攻略などの作戦に参加。終戦時は第343航空隊司令、海軍大佐。戦後は防衛庁に入庁、空将、航空幕僚長を歴任。1962(昭和37)年参議院議員に初当選、以後4回当選。1989(平成元)年8月15日、永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
CTC
Thomas51
-
- 和書
- 韓国の路地を旅する