出版社内容情報
二〇〇四年に公開され、二年連続で興行成績ナンバー1となった宮崎駿監督作品。少女ソフィーと魔法使いハウルの運命…読み解き満載。米アカデミー賞ノミネートの話題作が登場!
二〇〇四年に公開され、二年連続で興行成績ナンバー1となった宮崎駿監督作品。少女ソフィーと魔法使いハウルの運命…読み解き満載。
スタジオジブリ[スタジオジブリ]
文春文庫編集部[ブンシュンブンコヘンシュウブ]
内容説明
18歳の少女ソフィーはある日、窮地を魔法使いの美青年・ハウルに助けられる。ところが荒地の魔女に呪いをかけられた彼女は、90歳のおばあちゃんに姿を変えられてしまう。そして目の前に現れた奇怪な「動く城」―。倍賞千恵子、木村拓哉ら豪華声優陣による名作の魅力を、綿矢りさ、美輪明宏、山田洋次らが丹念に読み解く。
目次
1 映画『ハウルの動く城』誕生(スタジオジブリ物語 時代を反映した『ハウルの動く城』;鈴木敏夫 宮崎作品の中でもっとも苦労した『ハウル』;宮崎駿 ハウルの動く城準備のためのメモ ほか)
2 『ハウルの動く城』の制作現場(「作画監督」山下明彦 山下の味が出ていると宮崎さんに言われました;「作画監督」稲村武志 自在に変化していくキャラクターの魅力;「作画監督」高坂希太郎 キャラの感覚を掴むことが求められる『ハウル』 ほか)
3 作品の背景を読み解く(美輪明宏 少年の純粋はたまゆらのごとく;鈴木敏夫×山田洋次 対談 映画を愛する二人から映画製作のススメ;ディディエ・ペロン ミヤザキの魔法 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ともち
25
図書館で見つけた。「ジブリの教科書」シリーズ知らなかった。『風の谷のナウシカ』からジブリ大好きの私。でも『ハウル…』はよくわからない部分があって消化不良気味だったところが解消された気分。ソフィーは荒地の魔女から老女の になる魔法をかけられたことにより今まであったコンプレックスという魔法から解放出来たんだ!美輪明宏さんの寄稿も必見だが、やはり鈴木プロデューサーのジブリや宮崎監督への愛情溢れる言葉の数々は素晴らしくって笑いまで出てくる。2018/01/28
はるき
17
映画が公開された時、ヒロインとヒーローのキャスティングに仰天したものだ。けれど物語が進む内に、魔法にかけられたみたいに老婆の姿をした内気な女の子が可愛く思えてきた。原作を読んで、映画を見て、しっかり堪能した幸福な出会いであった。2016/09/05
はるき
16
原作も読みましたが、ジブリ版の方がより好きです。物語を拡張する魔法にかかっているのかもしれません。2022/08/13
はるき
10
倍賞美津子+木村拓哉+大泉洋。まずキャスティングが素晴らしい。映画のマジックに満ちた素敵な作品。2023/03/30
ジブる
10
私が一番好きなジブリ作品。 泣けるし、響くし。 愛っていいよね。 ハウルーーーーー2022/03/25