出版社内容情報
文庫とはいえ侮る勿れ。原寸大握り寿司四百二十四個以下、工夫に満ちたる編集により、一読三涎、読者を再度狂喜せしめるは必定!
目次
高いのあり安いのあり 列島縦断盛り込み精選(東京に残る古いもの;東京の高級握りズシを観察する;タネとボリュームの損得学;東京の格安握りズシを観察する―安いからエライのではないエライから安いのだ;競争店競作 銀座で安く食べる;北海道から九州まで自慢のタネを拝見;東京築地魚河岸異聞;上方の握りは独特の文化を伝える;大阪・神戸・京都・三都“押しズシ”考)
全国の握り(ベスト388原寸大図鑑;四季のスシダネ日本地図帳)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
moonlight
25
亡き父の書棚から。30年以上も前の出版。そういえば父はお寿司が好きだったなと思い出しつつ。元々は江戸庶民の軽食だったという蘊蓄から始まり、値段もピンキリのお店紹介、圧巻は原寸大の握り寿司の図鑑!ページいっぱいにマグロ、貝、白身、軍艦、海老、光もの、煮もの、玉子、巻物などなど…と続き、実家から帰る電車で隣の人の視線を感じながら眺めた。私が知っている父はチェーン店や持ち帰り店の握りを黙々と食べる姿だったけれど、本に掲載された名店にも行ったことがあるのかな?そんなたわいのない話ももっとしておけばよかったな。2024/10/25
Hiroki Nishizumi
4
久しぶりに読み返した。いつかはと思いながら何度も眺めていたが、未だ憧れのままの店がなんと多いことか・・・2017/12/29
ざび
4
圧巻の全ページフルカラー。写真を撮らせるお店だから、隠れた名店はありません。後半のネタごとの一覧のマグロシリーズには圧倒されます。ただただ食べたくなるだけ。2014/10/08
剛腕伝説
3
再読。文春文庫ビジュアル版の中でも最高峰の一冊。もう何百回読んだろうか?今回、最初から終わりまで隈無く再読したが、やっぱり素晴らしい。東京の寿司屋を中心に、写真と独特な文章で紹介している。後半の頁では、388の握り寿司を原寸大の写真で紹介している。どの写真も文章も、非の打ち所がない。まさしく史上最高のグルメ本。 読みすぎて、あちこち擦りきれてしまった。 古本屋を廻って、同じ本を探して綺麗なままで、ストックしておきたい。それほど素晴らしい一冊。2018/06/15
みなぽん
3
『将太の寿司』に登場した芽ねぎのお寿司が掲載されていた。テンションが上がった。どの寿司も一貫で300円とか500円とかで驚いてしまった。2012/11/18