出版社内容情報
リリカルなキャラクターが踊る物語も、結末はどこかしんみりする坂田ワールド。表題作のほか「村野」「おばけ地帯」等七作を収録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みのにゃー
5
処分前の再読。表題作他『東は東』『おばけ地帯』『村野』『さよならのとき』『ピーターとピスターチ』『ほほえみがすき』『春のガラス箱』を収録。表題作は『バジル氏…』の話のパラレルワールドのような感じ。他の作品集にも収録されている話が多い。何度読んでも『ピーター…』は大好き!2020/07/24
Susumu Kobayashi
3
いずれの物語もうまくまとめてさすが。2023/12/10
いさらこ
3
初読。坂田靖子もちゃんと読むのは初。ヒッチコックの『ハリーの災難』の話をした翌日に図書館で見掛けて借りてきました。死体が原因で右往左往する、というのが同じだけれど別の話でした。日本物が1編あったけど1頁目で母が丸髷なのに関心、妹は唐人髷でよいです。日本髪の書き分けできてなかったり、無茶苦茶なの多いのですよ。みんな良かったが『春のガラス箱』が特に良かった。筆者の作品をもっと読んでみたくなりました。2014/07/23
timeturner
2
「ハリーの災難」「東は東」「おばけ地帯」「村野」「さよならのとき」「ピーターとピスターチ」「ほほえみが好き」「春のガラス箱」 表題作はバジル氏シリーズに登場する画家ハリーを使った、ヒッチコックの同名映画へのオマージュで面白かった。その他の作は苦い後味が残るものが多いんだけど、自選というくらいだから作者は気に入っているのかな。2023/12/28
あーさー
0
坂田靖子さんによる自薦集。読んだことのある作品が多くラインナップされており、「村野」が入っているのが個人的に嬉しいポイントでした。2024/11/12