文春文庫<br> アドルフに告ぐ 〈第5巻〉

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文春文庫
アドルフに告ぐ 〈第5巻〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 255p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784168110177
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

ナチス・ドイツの敗勢は日とともに明らかとなった。ヒットラーは自殺し、残る二人のアドルフの対決する時が来た……全五巻完結!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiro

75
全5巻を二日で読んだ。これだけ入り込んで一気に読んだ漫画は、今までなかった。「アドルフに告ぐ」の意味が最後にわかるが、やはりプロットが完全にできていたから付けられる題名だと思う。一人目のアドルフ、ヒトラーの死、そして終戦ですべてが終わると思っていたが、その後再会や新しい命の誕生があっても、この物語は終わらず、悲しいがアドルフ・カウフマンとアドルフ・カミルの戦いが続ていく。ストーリー展開だけでなく、緻密な絵もすばらしく、あらためて手塚治虫の凄さを感じた作品だった。2015/08/01

眠る山猫屋

73
小説を読むような濃厚な時間だった。改めて、手塚治虫の凄さの片鱗を見せつけられたような気がする。日本で再会した二人のアドルフ。もはや親友だった子供たちは何処にもいない。二人の恩讐は最早、解けることはない。惨いまでのタイトル回収。峠草平も大切なものを失い、それでも生きていく。冒頭にあった狂言廻し、彼の悲喜劇、役割を成し遂げたと言えよう。読者を少なからず救ってくれたのだから。ウクライナやガザで悲劇が終わらない今、読めて良かった。お薦めしてくれたミステリにゃんさん、ありがとう・・・(⁠人⁠ ⁠•͈⁠ᴗ⁠•͈⁠)2025/06/12

momogaga

36
読メ開始以前の既読本。ドイツ敗戦、しかし、新たな戦火が。#イスラエル建国 #パレスチナ解放戦線

AICHAN

34
再読。カウフマンは帰国し神戸の母親のもとに行く。そこにいた峠に驚くカウフマン。カウフマンはまた自分の想い人エリザをカミルに獲られたことに怒り、エリザを誘い出し犯す。ベルリンは陥落しヒトラーは自殺する。日本も連合国に敗戦する。カミルはユダヤ人悲願のイスラエル建国にすべてを捧げ、カウフマンはナチス残党狩りから逃れながらパレスチナ解放戦線に身を投じる。2人のアドルフの対決のときが迫る。2021/11/28

Lee Dragon

26
なかなかヘビーな作品であった。望んでいた結末ではなかったが読了感がある。ヒトラーは自身にユダヤの血が入っていることを宣言を出してから知ったのであろうか。2019/04/06

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