出版社内容情報
16歳の菜々が奉公に上がった風早家には、身分の分け隔てなく接してくれる主の市之進、優しい奥様の佐知と二人の可愛い子供たちが居た。
そそっかしいが、とことん真っすぐな性格の菜々は、失敗しながらも風早家に精一杯尽くしていく。
実は、菜々は武家の出。藩内の不正を明らかにしようとした父が切腹に追い込まれた後、出自を隠し母方の実家に身を寄せていた。
やがて佐知は結核で亡くなり、藩内の不正を正そうとする市之進も卑劣な謀略に嵌められる。
黒幕は無念の死を遂げた父の仇だった。
風早家の幼き二人の子を守るため菜々は孤軍奮闘し、一世一代の大勝負にでる──。
NHKのBS時代劇でドラマ化(清原果耶さん主演)されている痛快な時代エンターテインメント!
※
菜々は、風早家の皆に幸せでいてほしいという思いだけで動く。
そのためなら武家の出の自分が野菜売りをすることも、
質屋にいくことも、なんなら刀を人に向けることも、
まったく厭わないのである。
──解説より 大矢博子(書評家)
【目次】
内容説明
十六歳で風早家に奉公に出た菜々はそそっかしいが、とことん真っすぐな性格。清廉な主人・市之進と病弱だが優しい奥方を慕い、二人の幼子に囲まれ、幸せな日々を送っていた。だが、市之進が謀略に嵌められ、黒幕は無念の死を遂げた父の仇でもあることが明らかに。菜々は孤軍奮闘、一世一代の大勝負に出る。
著者等紹介
葉室麟[ハムロリン]
1951年北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年『乾山晩愁』で第29回歴史文学賞を受賞し作家デビュー。2007年『銀漢の賦』で第14回松本清張賞、2012年『蜩ノ記』で第146回直木賞、2016年『鬼神の如く 黒田叛臣伝』で第20回司馬遼太郎賞を受賞。2017年12月23日、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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