出版社内容情報
三鷹市で発見された親子の遺体。息子は階段からの転落死とみられたが、父親の遺体は業務用冷凍ショーケースの中から発見された。警視庁捜査一課の刑事・藤木が所属する「凍結班」にも捜査協力の依頼が来る。藤木らが捜査を進めると、三鷹の事件と酷使した第三の屍が冷凍ショーケースから発見された。事件の背後に見え隠れするデートクラブに捜査員を潜入させようと試みるが……。藤木たちが辿り着いた驚愕の真相とは。
【目次】
内容説明
三鷹市で発見された親子の遺体。息子は階段からの転落死とみられたが、父親の遺体は業務用冷凍ショーケースの中から発見された。藤木ら警視庁捜査一課「凍結班」の捜査で三鷹の事件と酷似した第三の屍も発見される。事件の背後に見え隠れするデートクラブに捜査員を潜入させようと試みるが…。藤木が辿り着いた驚愕の真相とは。
著者等紹介
麻見和史[アサミカズシ]
1965年千葉県生まれ。2006年『ヴェサリウスの柩』で第16回鮎川哲也賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
93
麻見さんの「凍結事案捜査班」の「時の呪縛」「時の残像」に続く最新刊の三作目です。主人公は奥さんをなくしてそれを引っ張っていて毎日の張り合いがないような状態です。ただその所属している班の昔の未解決事件を探っていくと忘れるようです。最近の事件というか事故的な死亡事件から十年以上前の事件が絡んできます。冷凍された若い女性の死体が続々発見されていきます。最後は解決するのですがこの主人公も一人ぽっちなので妻のいとこから猫を購入するようです。2026/01/06
タイ子
83
シリーズ第三弾。息子と父親の遺体が見つかった家屋内で父親は冷凍ショーケースの中で発見される。息子は階段から落ちて事故死と推定。父親は自社で冷蔵庫の販売と修理をしていた。どうやら息子は親の年金目当てに父親の死を隠していたらしい。ただ、この事件はほんの序章に過ぎず、凍結事案捜査班が捜査をしていくうちに、何やら不可思議な倶楽部の名前が出て来た。潜入捜査を試みるも失敗。その後、発見されるおぞましい事実。憶測より事実が目の前のある恐ろしさ。魅入られる人間の醜さが怖い。藤木刑事の心の回復ももうすぐかな。2026/01/24
aki
26
息子の死体と冷凍ショーケースの中に入れられた父親の死体が発見されるところから始まる今作に、藤木を中心としたコールドケース捜査班が解明に乗り出す。藤木は歳のせいにしながらも妻の死をだいぶ受け入れて、仲間たちとの連携も冴え目まぐるしく捜査は進んでいく。長年にわたる1人の男のなんとも悍ましい実態よ。事件とは対照的なチームの面々とのコミュニケーションには毎度和まされるシリーズもの。2026/01/14
えみちゃん
20
そのまま最新刊へ。三鷹で親子の遺体が発見されます。息子は階段からの転落死。父親は業務用冷凍ショーケースで発見!?されます。遺体隠蔽による年金の不正受給で幕を引くかと思われた事件でしたが調べを続けると行方不明届が出されていた女性が首を絞められた挙句冷凍ショーケースの中から発見される⁉《燐光俱楽部》とだけ記された謎の会員証。真面目で根っからの技術屋だったと誰もが口をそろえていう省一。彼の取引先を訪ね歩きながら真実へと迫っていく過程が派手さはないけどとてもいい。それにしてもスピリチュアルで関心を引いて言葉巧みに2026/02/12
倫敦バス
7
今作はなんだか今で読んだ作者のほかの作品より気に入った。なんとなくキャラの内面の描き込みが優れていたような。妻を亡くした主人公の酒に頼っても仕事をしていたり、嘘と分かっていても同僚の送ってくるメールに返事をする。つらさから回復しようとする人の揺れる感じがうまく伝わってきた。正直、あまりに男女間に年齢差があると引く(絶対男が上だし)ので、現実的には親戚の女性とうまくいってほしいのだが。2026/02/06




