出版社内容情報
ぼっちのフーデリ販売員が
タワマン地獄で闇堕ち?
パープル企業を退職して、
フードデリバリーの配達員になった湯浅和希。
努力しだいで稼げるものの、
世間の冷たい目にメンタルを削られる日々を送る。
猛暑の中、和希はひょんなことから
レトロな喫茶店に通いはじめる。
マスターは頬に傷持つあの男。
絶品料理を堪能しつつも、
仕事はトラブル続きで、
ついには絶対絶命のピンチに……!
文庫書き下ろし人気シリーズ第11弾。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
at-sushi@進め進め魂ごと
34
          
            立て続けに最新作。フーデリ配達員やゴーストレストランで働く若者を通して、一度失敗すればレールから外される不寛容社会の歪さや、点検詐欺やオンラインサロン詐欺等、IWGPばりの時事ネタも描かれる飯テロ小説。 苺のカプレーゼやバナナソテーを添えた「貧者のステーキ」とか全く味の想像がつかず、著者のこだわりと知識に呆れるばかり。2025/10/20
          
        Kazuko Ohta
19
          
            “おとこめし”ファンの皆さん、11巻が出ていますよん。この薄さといい、字のデカさといい、本が読みたいのに最近なかなか読めずにいる者の救世主(笑)。序盤なかなかあのふたりが出てこないから、いつもこんな調子だったっけと訝っていましたが、こんなもんでしたかね。今回は純喫茶に登場。柳刃の料理に魅せられるのは毎度のこと。書き留めておきたくなる金言があるのも毎度のこと。説教臭くならないのが凄いなぁといつもながら感心します。昼間のメニューはトーストだけらしいけど、そっちも食べてみたいです。永遠に柳刃と火野推しで居たい。2025/10/08
          
        NAOAMI
13
          
            潜入捜査専門の柳刃・火野コンビが毎回飲食店主っぽく振る舞いターゲットを監視してるわけで、そこに迷い込むのが生き方に行き詰まった若者ときて、もう鉄板の流れ、水戸黄門も真っ青。読者はラストどうなるかほぼ解って読んでいるわけで、そんな中どれだけ楽しませてくれるのかってこと。自らを底辺と称する若者男女を巻き込み、彼らのマイナス思考に楔を打つ柳刃の人生訓にうなづきながら感動し、全章に渡って供される彼の秘蔵レシピに脳内舌つづみをヨォ~ポンっと打つ。終盤黒幕を一網打尽でスッキリし、悩める若者も前を向く。毎度ながら爽快。2025/10/21
          
        北風
12
          
            食欲の秋と読書の秋を同時に満たせる、もはやこの時期の風物詩。毎年1冊の十一年め。今回は純喫茶とOーバーイーツの合せ技! 柳刃の兄貴は喫茶店のマスターも違う意味で似合いそう。もっともマスター率は低すぎなんだけど。ファストフードの宅配もすっかり定着しましたが、そのシステムやら知らないことだらけだった。したことも利用したこともない。コロナや詐欺、推し活についても言及しつつ、世相を反映し、今回も若者の悩みを解決し、悪を成敗!2025/10/12
          
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                  - 和書
 
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